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メルマガ・6月分追記 [無料メルマ「楽×2学教材集」(ラクガク)について]

 今月の1日に発行したメルマガでは「アンゲーム」という教材を紹介しました。メルマガの内容に関する追記を今回はお届けします。







 メルマガでは、通級ならではのアンゲーム指導法をご紹介しました。と言っても、基本的にこのゲームは家庭で行うものでしょう。

 そこで、このゲームを使ってご家庭でもできる国語力のアセスメント方法について、簡単にご紹介したいと思います。猶、以下の記述は、メルマガで紹介した「アンゲーム」の遊び方を一通り読んで理解していることを前提にしています。未読の方は、まぐまぐにアクセスしてご覧になって下さい。最新号のみ公開しているので、今なら読むことができます。が、あと数日で7月号に切り替わりますのでお早めに。

 国語の基本は「読む力」「聞く力」「伝える力」などです。書く力に関しては今回省きます。

「読む力」……音読や読解力に関わる部分です。音読の力をアセスメントするには、「アンゲーム」カードを声に出して読ませるといいでしょう。短い文章なので、あまり苦痛を感じずに読むことができるはず。ここでたどたどしい読み方だったり、そもそも読みたくないと拒否したりするようならこの力に問題があるはず。読解力に関しては、質問カードの内容を正しく理解して答えているかを確認して下さい。トンチンカンだったり、質問の意図からどこかピントのずれた答えをしているようだったりしたら、読解力はあまり高くないと推測できます。基本的にこのゲームのカードは、一読してすぐに理解できるような質問で構成されていますから。

「聞く力」……このゲームには「コメント」マスで自分の気持ちや考えを述べたり、参加者に質問をしたりすることができます。コメントの時に質問をされたことに対して、正しく理解して答えているかどうか。これが怪しいようなら、聞く力はあまり高くないと推測できます。集中力持続の問題や処理測度の問題にも絡んでくるので単純には言えませんが、それらを引っくるめて

「耳からの情報(聴覚刺激)を理解することが苦手」

という理解でよいのではないかと思います。

「伝える力」……これは上記の状態とは逆に、伝える方に問題がある場合。質問の方法が悪く、例えば「アレおいしかった?」と唐突に聞くような場合が考えられます。直前におやつを食べており、その時に食べたポテトチップスのことを聞いているのかもしれませんが、二日前に食べた回転ずしのマグロだったりするかもしれません。いずれにしろ、自分だけが分かっていることを

「俺が分かっているんだから、おまえも当然分かっているよな」

と思い込んで不思議と思わなければ、やはり相手には意味が伝わらないちぐはぐな会話にならざるを得ず、この力に問題が出てくると考えていいでしょう。


 他にもアセスメントできることはまだありますが、今回はこのくらいで。こんな話をメルマガでしているので、面白いと感じていただけたらぜひご購読下さい。無料ですから。
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