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ばんば先生の問題解決型ケース会議研修参加のオススメ・続き [問題解決型ケース会議]

 昨日は「問題解決型ケース会議研修会」参加のお勧めをしました。今日は引き続き、参加しようと考える方が気になる所、

「参加してみた結果、どうなったの?」

というところを、一参加者として、私の個人的な感想を述べてみたいと思います。
 私の感想は、

「全ての会議で、必ず具体的な支援策を出すことができるのは確か。ただ、独特のルールに従って進める必要があるので、そのルールを守るとか覚えようと言う気がない教員には、満足ではなくイライラする原因を作ることになるだろう」

ということになります。

 司会進行を務めるファシリテーターの腕次第で、会議の満足度は相当に変化します。多分。そしてほとんどの教員は、ルールを守って会議を進める方法に慣れていません。

「これまでのケース会議のやり方で良いだろう?今までは自由に、自分の意見を言いたい時に言えていたんだ。それを、なぜ今更ルールに縛られた会議などやらなきゃならないんだ」

と怒りだす方が、どの学校でも一人や二人は良そうな気がします。特にベテランの、自分の指導方針に自信を持っていらっしゃる先生方は。

 そりゃそうだと思いませんか?実際、指導力も高く、主幹教諭などの、比較的立場が上の方にしてみれば、外部からやってきたSCやSSWの仕切りで窮屈なルールを押し付けられる会議をやってみませんか?と提案されても

「この学校を管理している、あるいは中心になって回しているのは自分たちだ。よそから来た、校内の事情も良く分かっていない人間にあれこれ指図されてまでケース会議など行いたくない!」

と思うだろうなぁ。まして、これを提案するのが、肩書きを持たない一般教諭だったりしたら

「下っ端が偉そうに管理職やベテランに指図する気か!」

と怒りだすのも無理ないです。これは例え話しではなく、私が実際にそう言われたので間違いありません。

 実際にこの研修で学んだ手法を用いて校内のケース会議を行う事は容易ではない現実があるのは確かだと実感しています。

 じゃあ、研修に参加したことが時間の無駄か?と言うとそうではありません。

 要保護児童対策地域協議会(要対協)を知ったのも、連携する方法を知ったのはこの研修を通じてです。SSWの方々が実際に公立の小中学校でどのような役割を果たしているのかを知ることができたのも、この研修に参加したからです。教員の視点からでは見落としがちな「家庭」の問題について、誰がどのように介入するのか、外部機関との連携方法について、たくさんヒントをもらうこともできました。

 何より、研修ごとにあげられる具体的な事例を検討することが、教員としての支援スキルを向上させることにとても役立ちました。これは、参加者の多数をSSWの方で占めている事が大きかったと思います。

 逆に言うと、教員は殆ど参加していません。と言うより、特別支援学校の先生方を除いては、普通の公立小学校教員は私だけです。これはちょっと寂しい。本来、校内のケース会議をより実りあるものにしようという目的を持つ研修会なのに、学校を主体的に回さなければならない立場の教員の参加が殆どないのは悲しいなぁと思います。個人的な感傷で済みませんが。

 そんなわけで、小金井市周辺にお住まい・あるいはお勤めの公立小中校教員の皆さま。よかったら顔を出してみませんか。教員の数が増えると、とても心強いんですよね。

 特に男性の方。男女比率、異様なことになっています。男性で継続参加しているのは私だけです。よりよい処遇のアイデアを考えるのなら、ここの比率はできれば近い方がいいのだろうなぁと思うのですが、時間のある方、いかがでしょう?

 男性、女性に限らず、小金井市周辺の教員の皆さま、参加を心よりお待ちしています。希望される場合は、「ばんば先生の問題解決型ケース会議」ブログのコメント欄、あるいはsbamba☆u-gakujgei.ac.jp(☆を@に変換して下さい)までメールにてお問い合わせ下さい。  残念ですが、興味はあるけれど、教育現場に関わりがない一般の方は参加をお断りしています。その点、あらかじめご了承ください。
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